医学部ムラでの恋愛がしんどい話(3)

やっと完結。
本題の、私に立てられた噂とは。

それは、近所のマンションに住んでる同級生と付き合って仲違いした、という噂だった…

私は当時大学近隣のマンションに住んでおり、入学当初に帰る方向が同じで出席番号も近かった同級生と仲良くなり、一緒に帰ることが多かった。その同級生が噂相手の男子だったというわけである。
彼は一切自炊をしないで買い食いですべてを済ませているツワモノだったので、外食の予定がない日はすべて近所のセブンイレブンで買った食事で済ませていた。その買い物にも付き合っていたので、今思えばカップルが買い物しているように見えないこともなかったかもしれない。

付き合ってないの?などと聞かれることがあったが、私は彼の部屋に行ったこともないし、2人だけで遊びに行ったこともなかった。だが、まだ友達が出来切っていない状態で行動するのに、2人行動をしていることもあった。
たまに恋愛沙汰の疑念をかけられ、お互いに否定するという日々が年単位で続いたが、それが終焉を迎える日が来た。

彼とはお互いに恋愛感情がなかった。チャラ男である彼の恋愛話を聞いたり、勉強しているときに彼の(二股している)彼女から怒りの電話がかかってきたこともあって恋愛相手としては信用できなかった。また、彼はそこそこ年上であったこともあり、同い年〜年下が好きな私には対象外でもあった。向こうも、私のことは全くタイプではないのをひしひしと感じていた。ただ、お互いに面白い観点を持っているなとは感じていた。
だからこそうまくやれていたのだが、私は同学年の女子と徐々にグループを築いて学校帰りも予定が入り忙しくなったのに対し、彼は年長グループの一部と通り一遍の話をするのがメインだった。私は彼からかかってくる電話などが徐々に面倒くさくなり、スルーする日が続いてしまった。(といっても、LINEは返していて、普通に挨拶したり話していた)

……するとある日、私は彼に完全に無視された。

これが、私と彼の縁の切れ目だった。
おそらく私の反応が悪いので、腹を立ててフェードアウトしたのだろう…多分。(誠実な人ではないので誠実な返事が返ってくるとも思えず、去る者追わない人付き合いがポリシーのため、理由は聞いていない)

この結果、付き合って別れた(私がフラれた説と彼がフラれた説の両方が流れていた)ということになってしまい、まじで一切話さなくなり、マンションのそばで会ってもお互い無視するようにまでなった。

私としてはご近所でWin-Winの関係だと思っていたクラスメイトを失った上、不名誉な噂まで立てられ(学外に彼氏いたのに)、今まで傍観者として面白がってきた医学部ムラのしんどさを身をもって痛感したという、悲しい思い出だ。

皆さんも、医学部ムラでの不名誉な噂に苦しめられたこと、ありませんか?